原田大二郎/俳優

■講演会

以下のプログラムが可能です。

  • いじめ問題
  • 歳に負けない強い心
  • 元気な街づくり
  • シェイクスピア講座
  • 朗読劇指導

原田大二郎プロフィール

■生い立ち

1944年4月5日、横浜で生まれました。終戦の1年前です。

鶴見の工場をB29が爆撃するのを、防空壕の前で見ていました。45年、1才の記憶です。占領軍のブルドーザーが、根岸台の競馬場を壊すのを見た記憶もあります。

2歳のとき山口県の伯父(小学校校長をしていました)と養子縁組。瀬戸内海の八島に上陸して、その後山口県東南部、瀬戸内海の各地を転々としました。

山村に行き、漁村に行き、親爺は、小2のとき、伝馬船を買ってくれました。「マイ・トレジャー・ボート」です。その後、光市という小都市に住みました。

瀬戸内海の穏やかな波と、明るい太陽が僕のゆりかごでした。

63年、県立熊毛南高校を卒業、明治大学法学部に入学。オリンピックの前年。

ESSに入り、64年、英語劇に出演。それがきっかけで、俳優を志しました。

1967年明治大学卒業。学生運動の華やかな時代でした。

出典:ホリプロ

女優の岩田華怜(かれん)は又姪です。

■映画

  • 1967;大学卒業と同時に文学座付属研究所入所
  • 1970;映画「裸の十九才」(新藤兼人監督作品)で映画デビュー1,970年度映画製作者協会(エランドール)新人賞を受賞。
  • 文学座を退団後、
  • 1982;「蒲田行進曲」(深作欣二監督作品)のスター橘役
  • 1988;「敦煌」(6ヶ月にわたって中国西域にロケ)で好演
  • 他出演作品多数。
  • 近年では、「ハウルの動く城」(スタジオジブリ・宮崎駿監督)で、声優として「犬・ヒン」役で出演。

テレビドラマ

  • 1970;「冬物語」(日本テレビ)
  • 1974;「水もれ甲介」(日本テレビ)
  • 1972;「大岡越前」(TBS)
  • 1972;大河ドラマ「新平家物語」(NHK)
  • 1973;「銀座わが町」(NHK)
  • 1974;大河ドラマ「勝海舟」(NHK)
  • 1975;「Gメン75」(TBS)
  • 1998;朝のテ連続レビ小説「やんちゃくれ」(NHK)
  • 他出演作品多数。

テレビバラエティ

  • 1985;「天才たけしの元気が出るテレビ」(日本テレビ)
  • 1989;「地球おいしいぞ」(日本テレビ)でMCとして1年半、世界中を回る
  • 他出演番組多数。

■舞台

○1974年「アンナ・カレーニナ」(日生劇場)で主演初舞台。

◇主な出演

「ドラキュラ」(パルコ劇場)、「NINAGAWA・マクベス」(蜷川幸雄演出/帝国劇場)、『にごり江』(帝国劇場)、「琥珀の女王」(博品館劇場/主演)、「幻に心もそぞろ・狂おしのわれら将門」89(清水邦夫作/新宿シアターアップル/主演)、「スター」(新神戸オリエンタル劇場/主演)、「坂本竜馬」新神戸オリエンタル劇場他全国巡演/主演)、「夏の夜の夢」、「にごり江」蜷川幸雄演出/近鉄劇場/主演)、蜷川幸雄演出「女王メディア」(蜷川幸雄演出/サンシャイン劇場/主演)、「四谷怪談」(平幹二朗演出/銀座セゾン劇場)、「元禄港歌」(蜷川幸雄演出/明治座、御園座、近鉄劇場)、「ジュリアス・シーザー」(野伏翔演出/NLT/主演)、「喜劇遊びの時間ですよ」(全国順演/2年間)、「喜劇・悪女の季節」(松竹座)、「喜劇・耳掻きお蝶」(松竹座)、「十二夜」(神戸ピッコロ劇団/怪執事マルヴォーリオ役)。

近年では、2011年「検察官」(NLT/ゴーゴリ作/主演の市長役)、2016年「ゴドーを待ちながら」(河合祥一郎演出/ヴラディミール役)2018年「翼の卵」(劇団桟敷童子の東憲司演出/主演)、2019年「骨ノ憂鬱」(東憲司演出)。

2012年からは現在も継続して上演している、拉致問題を扱った作品「めぐみへの誓い」(野伏翔演出/横田滋役)で、全国巡演中。

■講演と、朗読指導

1994年、息子の育児・学園奮闘実録本『いじめなんかじゃくたばるもんか!―原田大二郎家の格闘二十年』を出版したことがきっかけになり、国内各地で『いじめなんかじゃくたばるもんか』と題して講演する。その後、『元気な街を、イチ・ニッ・サン』、『歳に負けない強い心』、『原田大二郎、僕、かく戦えり』など、高齢者向けの講演も多数行う。

2001年より、母校、明治大学の特別招聘教授として、シェイクスピア講座の授業を立ち上げ学生たちに朗読を教えている。また2004年からは毎年、「ヴェニスの商人」「マクベス」「ウインザーの陽気な女房たち」「オセロ」「十二夜」「ハムレット」「夏の夜の夢」「冬物語」といったシェイクスピア劇を上演する。「夏の夜の夢」「冬物語」からは、学生たちによる全編翻訳を監修。その他、社会人、若手演劇人、明治大学以外の学生などを対照とした朗読指導も各地で行っている。近年は、バイオリン、パーカッションなどの演奏に乗せて朗読する公演を各地で開催し好評を得ている。